更新! 23年 第7回表現とアレクサンダーテクニーク 〜大きな物語の中の私〜

23 年8月11日 12日  満員御礼!
S H C スタジオ
主催:アレクサンダーテクニークスタジオ東京
 

おかげさまで定員に達しましたので、募集を終了させて頂きます。

2023年 第7回表現とアレクサンダーテクニーク

〜大きな物語の中の私〜

今年はかなっくホールを離れ、都内の稽古場です。「稽古場」という空間からのエネルギーを使い、「大きな物語の中で生きる自分」を表現しましょう。

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.alexander-tokyo.com/info/1141

お申し込みは以下のページからクリックいただくか
https://forms.gle/o8WukDdCy6S6A5Tm6
下記アドレスにお問い合わせください。
ws-summer@alexander-tokyo.com

学割価格の設定!
学生、各種演劇養成所、研究所の研究生の方は、お申し込み時にその旨お伝えください。
全日お申し込みに限り、半額にさせていただきます。

ギリシャ悲劇の世界では、自分のコントロールを超えた大きな力に動かされ、それに抗う人間たちの姿が描かれています。予言された運命を避けようとした行動も、結局は巡り巡って定め通りの結末になる理不尽さ。中でも神々の身勝手な欲求によって引き起こされ、多くの人々が、死にいたるトロイア戦争の物語では、名だたる英雄たちの最期もあっけなければ、戦いで生き残った者たちにも、呪い、嫉妬、情欲、迷妄、傲慢のために大きな試練や非業の死が用意されています。勝者も敗者も「死すべきもの」の苦悩の大絵巻です。

運命、親殺し、子殺し、大きな振れ幅を持つ世界の物語ですが、そこにいる人間の状況は私たちの現在と通じるのではないでしょうか。「苦悩」を含む生そのものを肯定した物語ととらえて、彼らの「言葉」を語ってみませんか?

大きな物語を生きる「からだ」「こころ」「こえ」「動き」をAT 原理を使って考え、表現に結びつけます。

*「トロイアの女たち」エウリピデス作 を使います。テキストを読んでおいてください。
**個別の参加も可能ですが、2日間4講座の受講をお勧めします。

 

8/11   1日目   自分を知る
10:00~13:00    「核となる身体(核身)」の使い方① (ミニマムな身体)
自分のからだを「うつわ(器)」として眺めてみるとどうでしょう。どんな大きさ?何ができる?何につかう?どうやって?機能的に使うためにはどうしたらいいでしょう。
*全てのクラスはATを使って行いますが、アレクサンダー原理の基礎の導入と全体の展望はこのクラスで行います。

14:00~17:00     「核となる身体(核身)」の使い方② (こころとからだと声)
自分を楽器として眺めてみたら?どんな音色で、どのくらいの音量でしょう。自分の声を探しましょう。

8/12  2日目   物語の世界と自分
10:00~13:00  拡張する身体 ① 核となる身体から外へ拡張
私たちは身に着けているものや使っている道具も含めて、「自分の身体」として生活しています。それらはいわば「拡張した身体(拡身)」です。着物、長いスカート、帽子、ベール、長い棒など、馴染みのない衣装や道具に使われず、「核となる身体」を使いましょう。

14:00~17:00 拡張する身体・拡張する意識
登場人物たちの言葉は、作家の作ったセリフという自分以外の人の言葉です。でも、それを「語る」ためには、自分の中にある表現のたねに結びつけ、身体化、肉声化する必要があります。また、空間の中で他者とやり取りをする必要があります。

場所:S H C スタジオ
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田 3-17-21シャルマンビル6F

*東京さくらトラム(都電荒川線)面影橋駅 徒歩 1 分
*東京メトロ副都心線 西早稲田駅 徒歩 9 分
*JR 山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線 高田馬場駅 徒歩 11 分

*1階エレベーターホールの左側のエレベーターです。2基ありますが、右からは行かれません。

日程:23年8月11日(祝)  10:00〜13:00
              14:00〜17:00

     8月12日(土)   10:00〜13:00
               14:00〜17:00

定員:12名

参加費:2日間全日程 30,000円
    1日のみ 16,000 円 

講師:細井史江
アシスタント:松本マキ 

 

俳優の仕事とアレクサンダーテクニーク

英国王立演劇学校(RADA)、ジュリアードなど世界の多くの演劇学校では、俳優の身体訓練(ムーヴメントから鈴木メソッドに至るまで)やヴォイスなど、「からだの使い方」の基礎として、アレクサンダーテクニークの考えを取り入れています。創始者であるアレクサンダー自身が俳優で、自身の声枯れの問題を解決しようとしたことから、発声の問題にとどまらず、身体全体の機能的で調和のとれた使い方の技法を編み出しました。れは、反射的な反応に堕するのを抑制することで、自分への気づきを深め、より深い内側からの表現に結びつきます。それは、全ての表現芸術に必要な能力なので、音楽、舞踏の教育機関でも正規教育プログラムとして取り入れられたり、ナショナルシアター、シェイクスピアカンパニーのように専属のアレクサンダー教師を持つカンパニーもあります。